要望書

平成28年12月6日

神戸市長

久元 喜造 様

 

神戸市北区大沢町日西原自治会 会長

光山寺公園管理会  代表

光山寺森の会  会長

 

 

要望書

 

カシノナガキクイムシが幹に穴をあけて病原菌を持ち込むことで発生する樹木の伝染病「ナラ枯れ」が全国各地で報告されています。10年前までは、但馬地域周辺に限られていましたが、ここ数年で川西市、西宮市、神戸市、明石市と県内でも被害が拡大しております。

神戸市北区大沢町の光山寺・太子堂近くの森で、本年(2016年)10月に調査しましたところ20数本のコナラの木で穿入孔及びフラスを見つけました。カシノキナガキクイムシが穿入していることは明らかです。

光山寺公園は、神戸らしい景観10選に選ばれています。観音堂からの眺めは大変すばらしいです。特に夕日が美しく、多くの人が訪れてきます。「ナラ枯れ」が進行するとこの美しい景観が損なわれます。

また、近くの保育園の園児たちがこの森をフィールドにして野外活動を毎週行っております。市民ハイキングコースにもなっています。「ナラ枯れ」により、枝が落ちたり、木が倒れたりすると重大事故にもなりかねません。

市民の森・里山を整備するボランティア団体が毎週入山して樹木の手入れや散策路の整備をしておりますし、公園管理の会は、毎月第一土曜日に駐車場や道路の清掃、道路の補修などを実施しています。しかしながら、光山寺公園の森は、広くてその整備活動は遅々たるものです。また急斜面があり、作業の困難な箇所も多いです。ボランティア活動だけでは「ナラ枯れ」を防止することは困難です。

そこで、被害が拡大する前に以下の点を要望いたします。

 

神戸市北区大沢町の光山寺公園の森で発生している「ナラ枯れ」の防御を至急に実施してください。